SECRET STORY 創業秘話

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識学との出会い。

2012年にたまたま識学というものに出会い、自分自身も受講者として学んでみたのがきっかけでした。
前職は通信業界で6年半営業畑でやっており、最後3年間ぐらいはマネジメントも経験しました。
元々成長というものは、部下の能力要素が高いと思っていたのですが、
識学の理論では、人の成長は組織側の方に原因があると言っていました。
人を動かすのは気持ちやモチベーション、情熱のような国語的な力が強いと思っていたのですが、
そうではなく組織運営は数学や物理の世界で、これに則って動かすことで組織や人の成長に繋がるという理論です。
ただこの時は、頭では理解しましたが実践はしていませんでした。

圧倒的な成果で、確信を得る。

その後ベンチャー企業への転職を経て、個人事業主として元々いた通信業界、携帯電話業界で営業顧問という形で契約をしてもらいました。
そこで元々興味のあった識学を実験的に一つの部署でやらせてもらえることになりました。
それが初めて、自身で識学のロジックを活用したタイミングでした。
すると開始から3~4ヶ月でロジック通り数字が伸びました。しかも信じられないくらい。
そこで「やっぱり識学は正しいんだ!」という確信を得たんです。
そこからは全社に展開し、全マネージャーに識学を教え込みました。
その際に今ほど体系化されてはいないが、識学コンサルティングメソッドが一定、出来上がったんです。

安藤社長

そして創業、一気に上場へ。

この成功体験を経て、この識学を他の会社に売るというのを始めてみたのですが、
最初はやはり中々売れなかったんです。
そんな時、現在の副社長に出会いました。共感してくれた彼の知り合いの企業に僕を売り込んでもらい、結果3社が識学の導入を決定してくれました。
そして案の定、このお客様の中でも識学は成果を出しました。
と同時に、これは今世の中の社長たちが気づいていないだろうという思いも芽生え、
現在の会社の立ち上げとなりました。

創業以降識学は今までのモチベーションコンサルと真逆のスタンスを貫き、
PR効果も相まって一気に注目されていきました。
そして導入していただいた企業で成果も出し続けた。
それだけモチベーションという流行りが生み出した非効率が大きかったんだと思います。
結果私たちは創業からわずか4年の2019年にマザーズ上場を果たすことになりました。
天狗になっていたというほどではありませんが、
上場まで私たちは一度も経営計画の数値を外したことがありませんでした。
さらには一般的には難航する上場準備においても、IPOコンサル企業の方が驚くほど、
期日通りに、正確に準備を進め、最初に決めた期限ジャストで上場までさせました。
自信もありましたし、物凄く手応えも感じていました。

創業から10年、乗り越えてきた壁。

まずは10年前には想像できなかったくらいこの識学が世の中に広がったなという実感があります。
そして創業からの10年を振り返ると、うまくいったことと、うまくいかなかったことの両方がたくさんありましたね。本当に色々なことがありましたので、識学で働く社員にも多くの経験を積んでもらい、成長してもらうことができたと思います。

10年間で現在の知名度を獲得することができたこと、そして今の組織が次の5年、10年でもっと多くのことにチャレンジすることができる体制を作ることができたことは、すごいポジティブな状態であると感じています。
欲を言えば、もっともっと上を目指したかったところはありますが、
私自身も経営者として当然初めての10年間だったわけですから、様々な経験を積んで、
できる限りのことをしてきた中で成長してこられたなと感じています。
困難だった、うまくいかなかったなと思うのはやはり、8期目と9期目が赤字になったことですね。
それまでは順調に成長を続けてきましたが、創業後初めて、計画を下回る経営状況となり、壁にぶち当たりました。
要因は自分たちのマネジメントへの過信・油断があったこと。
識学通りにやるということ自体に間違いはないのですが、
過信・油断によりそこに大きく歪みが生じてしまうということを想定できていなかったことです。
組織拡大に伴ってやはり人間らしさの要素が少しずつ出てきてしまい、
結果識学が弊社内で今まで通り遂行しきれなかった。これはただただ、反省です。
こういった歪みのある組織体制を見直さずに、拡大を急ぎすぎたっていうのがやっぱり1番大きな問題だったと認識しております。

乗り越えたポイントとしては、識学通りにルールの見直しや、
コンサルタント陣のスキルアップを迅速に進めることで組織体制の見直しをおこなったことです。
そして広告宣伝費についても見直しを行いました。
今までは投資すればするほど会社が伸びていたことから、お金をどんどん使って成長していくことによって利益を出すという考えしか頭にありませんでした。
しかしながら適正投資に舵を切ることで、今後は成長がうまくいかなかった時でも
ちゃんと利益が出る経営体制になりましたね。
現場体制にコミットし、成果を共に上げていくことがこれからは重要だと考えております。

安藤社長

識学が目指すもの。

今後も今までの延長戦上で、識学を世の中に広めていくということで、
今のコンサルティングサービスを拡大させて行きたいと考えています。
それに加えて今後はM&A事業にて、今のところは製造業を中心に考えていますが
日本に残すべき技術を持つ企業などに対してM&Aをおこない、
私たちが経営をしていくことによって、
その技術をしっかり後世に残していくことに貢献したいと思っています。
その企業をしっかり伸ばし成長させていくことによって、それ自体が識学の有用性の証明ともなりますね。
M&A事業に伴い、識学で働く社員で経営にもチャレンジしたいという方には、
M&A先の企業にて経営者として活躍できる機会も用意することができるようになります。
識学が求められた結果を出すことができる人間は適切に評価される環境であるというだけではなく、
今後は今まで以上に様々な成長機会を提供できる会社となることをぜひ知っていただけたらと思います。

企業理念に掲げているように、今後より識学の知名度を上げ、
識学を日本のスタンダードにしたいと思っています。
しかしながら今はまだ、どちらかというと従業員迎合型というか、
モチベーションに寄り添うマネジメントがメインとなっていますよね。
なので今後5年から10年の間にはモチベーションコンサルと真逆のスタンスである識学の考え方が、
日本の働き方のメインとなってるような世界観を作っていきたいですね。

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